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松井 浩
エアロゾル研究, 11(4), p.337 - 348, 1996/00
空気モニタリングの精度を明確にし向上させるためには、まず、サンプリング管内のエアロゾル粒子の沈着割合を把握しておくことが必要である。そのため、モデルサンプリング管におけるエアロゾル粒子の沈着割合を、層流域については従来の式を用いて、また、乱流域については最近筆者らが開発した式を用いて算定し、粒子の沈着特性を明らかにするとともに、サンプリング管を用いる場合の適切なサンプリング条件及びサンプリング管の設計条件を考察した。
松井 浩; 野口 宏
エアロゾル研究, 7(4), p.346 - 355, 1992/00
エアロゾルサンプリング用水平管内のエアロゾル粒子沈着の式を、前報の垂直管における沈着式に用いた粒子の自由飛行モデルに関する仮定及び実効乱流拡散係数を適用して誘導した。また、誘導にあたって乱活コア内の粒子運動と渦運動とのずれに対する補正係数を導入し、乱流コア内の粒子運動に対するレイノルズ相似則の適用を一層合理的なものにした。誘導した沈着速度式から求めた計算値は文献における実験値とよく一致した。
木内 伸幸; 泉 幸男; 池沢 芳夫
保健物理, 26, p.31 - 38, 1991/00
マスクマンテスト法の実際の作業現場への適用に関する問題点として、マスク内エアロゾル濃度のサンプリング方法、測定濃度の補正について検討した。(1)サンプリング用器具として、片路開閉型のマイクロカプラーを採用し、全面マスクに取り付けた。(2)試験エアロゾル(NaClエアロゾル)のマスク面体内部の濃度分布を実測することにより、サンプリング位置を呼吸域であるノーズカップ内から決定した。定量評価の可能性は、もれ位置が、サンプリング位置と同じ側の場合、約85%以上、反対側の場合、約30%以上である。(3)エアロゾル使用に伴い、粒子成長による沈着が予想され、検出器による測定濃度には、補正を必要とする。本実験では、補正係数は、1.5であった。
池沢 芳夫; 松井 浩; 吉田 芳和*; 横地 明*; 甲野 啓一*; 笠置 徹*; 武田 隼人*; 三上 壮介*
Aerosols: Science,Industry,Health and Environment,Vol. 2, p.786 - 789, 1990/00
核燃料取扱施設において、HEPAフィルタシステム全体の総合捕集性能が設計値を保持していることを現場試験によって確認することは、排気浄化設備の安全性と信頼性を高める上で重要なことである。しかし、HEPAフィルタを2段またはそれ以上に設置した場合の総合捕集性能については、いくつかの評価上検討すべき点が存在している。そのため、これらの点を解決し、わが国における総合捕集効率の評価の精度を向上し、統一を図るためその技術基準を作成したので、その概要を報告する。
村田 幹生; 秋山 勇; 浅野 善江; 池沢 芳夫; 吉田 芳和; 松本 昌志*
保健物理, 11(3), p.207 - 210, 1976/03
放射性じん埃サンプリング用として広く用いられているセルロース・アスベスト系濾紙(HE-40)の改良型として、セルロースガラス系濾紙HE-40Tが試作された。この実用性を調べるために、捕集効率、圧力損失、表面捕集性能および機械的強度の点からHE-40濾紙と比較検討した。 試験の結果、HE-40TはHE-40濾紙に比べて約1/3の小さい圧力損失でありながら、効率と表面捕集性能がほぼ同じであること、機械的強度も実用できるに十分であることがわかった。これらの結果から、HE-40T濾紙を現場のモニタリングに用いることによって、HE-40と同じ捕集製能を維持しながら、吸引ポンプの負荷を大幅に低減することが可能となる。
松井 浩; 大畑 勉; 吉田 芳和
JAERI-M 6004, 27 Pages, 1975/02
サンプリング用配管内のエアロゾル沈着率を容易に計算できるようにするため、これまでに成立することが明らかになった沈着の式によって、沈着率計算図を作成した。図は、水平直線管における単分散エアロゾルの沈着率を、粒径、管長、流速の種々の値に対して示し、密度、管径については、本図からの換算方法を示した。また、多分散エアロゾルおよび垂直直線管、曲管などの扱い方にも簡単に言及した。
松井 浩; 吉田 芳和; 村田 幹生; 大畑 勉
Journal of Nuclear Science and Technology, 11(7), p.300 - 307, 1974/07
被引用回数:5サンプリング配管におけるエアロゾル粒子の沈着は、濃度評価に誤差を生じさせることになる。水平管の場合、層流域での沈着率は、重力沈降および拡散による沈着の式によって評価できる。乱流域については、二つの方法が提示されている。一つは吉岡らの沈着速度の式を用いる方法であり、他の一つは著者らの外挿法(層流域での沈着式を乱流域へ外挿したものと乱流域での沈着式との和)である。本報では、上記二つの方法の妥当性を実験により検討した。とくに、重力沈降の乱流域での沈着に与える影響、および乱流域での沈着率に対する管璧の粗さの効果について述べる。
松井 浩; 大畑 勉; 吉田 芳和
保健物理, 9(3), p.143 - 148, 1974/03
日常の空気サンプリングに広く用いられている塩化ビニール管など種々の配管内のエアロゾル沈着率を比較測定した。実験は粒径4.2mのほぼ単分散に近いウラニン・メチレンブル粒子を用いて行った。結果は次のように要約される。直線管内のエアロゾル沈着率は、管の材質には無関係にほとんど同じである。層流域の沈着率は、管内面の粗さに関係なく滑らかな管に対する沈着の式によって評価できる。しかし、乱流域の沈着は管壁の粗さによって強く影響される。乱流域の沈着率は、管の粗さに対応する管摩擦係数を用いて評価される。数ミクロンの粒子の場合、最小沈着率に対する流量は約500cm/secである。